vaccination

予防接種について

狂犬病ワクチン

狂犬病ワクチンは狂犬病予防法で定められた予防接種で、年度に1回(接種月間は4~6月)の接種が義務付けられています。
狂犬病は人間を含む哺乳類に感染し、感染するとほぼ100%死に至る恐ろしい感染症です。
有効な治療法も未だにないため、人間の命を守るためにも狂犬病を予防する必要があるのです。

日本では1957年から狂犬病の発生は認められていませんが、世界各国では狂犬病は広く流行しているため、必ず狂犬病ワクチンを愛犬に摂取するようにしましょう。

狂犬病ワクチンの副反応

狂犬病ワクチンは副反応の発生率が比較的低いとされています。
しかし、万が一副反応が出た場合、安全に対処できるように予防接種は午前中に行うようにしましょう。
予防接種の副反応には顔面浮腫(Moon face)・嘔吐・下痢・発熱・局所疼痛があります。これらの症状の多くは予防接種後6時間以内に現れます。
またまれにアナフィラキシーショックと呼ばれる反応が現れることもあります。
アナフィラキシーショックの90%は接種後20分以内に起こる可能性が高いため、接種後はすぐに帰宅せず待合室や駐車場で愛犬の様子を注意深く観察するようにしてください。
アナフィラキシーショックでは・顔面浮腫(Moon face)・蕁麻疹・呼吸困難・痙攣・虚脱などの症状が現れます。
アナフィラキシーショック症状が出た場合、すぐに対処する必要があります。
放置していると最悪死に至る恐れもあるため非常に危険です。

犬・猫混合ワクチン

犬・猫混合ワクチン(以降、混合ワクチンと記す)は、ワンちゃん同士、ネコちゃん同士でうつる伝染病のうち、ワクチンで予防できる複数の病気を、1本のお注射でまとめて予防するためのワクチンです。
混合ワクチンの接種は、飼い主様の任意ですが、日本国内で発生している伝染病であり、トリミングやペットホテル、ドッグランなどの施設利用時には必要ですので接種をお勧めいたします。

混合ワクチンの種類

当院では、ワンちゃんは6種と10種、ネコちゃんは3種と5種の混合ワクチンを用意しております。ドッグランなどで遊ぶワンちゃん、飼い主様の山歩きについていくワンちゃん、外出してしまうネコちゃんなどは、病原体や感染動物と接触する機会が多いため、特に接種を推奨しています。

予防できる病気 6種 10種
ジステンパー
犬伝染性肝炎(A1)
犬伝染性喉頭気管炎(A2)
犬パラインフルエンザ
犬パルボウイルス感染症
犬コロナウイルス感染症
レプトスピラ感染症(イクテロヘモラジー)
レプトスピラ感染症(カニコーラ)
レプトスピラ感染症(グリッポチフォーサ)
レプトスピラ感染症(ポモナ)
予防できる病気 3種 5種
猫汎白血球減少症(伝染性腸炎)
猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)
猫カリシウイルス感染症
猫白血病ウイルス感染症
猫クラミジア感染症

仔犬・仔猫

生後2か月後、3~4週おきに2~3回接種推奨

成犬・成猫

年1回の接種をしましょう。草むらを散歩する場合はもちろん、飼い主様の靴や洋服に付着して、伝染病の病原体が、お部屋の中に持ち込まれるケースもありますので、室内だけで生活しているワンちゃん・ネコちゃんでも、定期的なワクチン接種をしましょう。

副反応は狂犬病ワクチンの場合と同じです

ワクチン接種は、万が一副反応が出た場合でもその日のうちに処置できるように、午前中か午後の早い時間に受けることをお勧めしています。

狂犬病ワクチン、混合ワクチンが延期される場合

  • ・狂犬病予防法により年度に1回の接種が義務付けられている狂犬病ワクチンですが、獣医師の診断によりワクチン接種が延期される場合もあります。
    ワクチン接種が延期される場合は、過去に狂犬病予防接種を行ったことにより重い副反応が出たことがある、重度の持病をもつなどワンちゃんの命や健康に危険を及ぼす恐れが考えられる時のみです。
  • ・混合ワクチンは法律で義務付けられていませんが、同様に過去に重い副反応が出たなどの場合になります。
    当院では少量の血液検査でワクチン抗体を測ることができるため、必要な方は獣医師に相談してください。

フィラリア(糸状虫)症予防

ワンちゃん・ネコちゃんのフィラリア症

感染経路
感染した蚊に吸血されることで感染します。
症状
慢性的な咳、運動不耐性、呼吸困難、体重減少、虚弱、腹水、死亡など。
治療
外科的摘出、または内服治療を行います。

フィラリア症予防

フィラリア症は、予防薬(注射剤・経口剤・滴下剤)をワンちゃんに定期的に投薬することで、簡単かつ確実に予防できます。注射の場合は1年に1回、経口剤・滴下剤の場合は毎月1回の投与が必要です。
寒くなって蚊が見られなくなっても、暖かい時期にワンちゃんやネコちゃんの体内に入ったフィラリアの幼虫を駆除して予防する薬ですので、獣医師の指示をお守りください。

近年の異常気象により感染期間が不安定なため、当院では通年の予防を推奨しています。

ノミ・マダニ予防

ワンちゃん・ネコちゃんに定期的(毎月1回)に予防薬(経口剤・滴下剤)を投薬することが最も効果的な予防法です。特に、春から秋にかけては、ノミやマダニの活動が活発になるため、月に一度の予防を心がけましょう。また、犬がよく寝る場所やケージ、カーペットなどを定期的に掃除機をかけ、洗浄することも大切です。
しかし近年では、温暖化の影響、また室内飼育が多いことから、ノミ・マダニの感染が通年みられるようになってきています。当院では通年の予防を推奨しています。

温暖化による気温の上昇

日本の平均気温は上がり続けています。山梨県も例外ではありません。
また冬の間も暖かい室内で感染サイクルが成立することも稀ではありません。

当院ではお得なキャンペーンによりフィラリア、ノミ、マダニの通年予防を推奨しています。

温暖化による小淵沢周辺気温の上昇グラフ

小淵沢IKIGAIペットセンターは予防医療推進動物病院です

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